国交相の諮問機関、社会資本整備審議会の道路分科会(分科会長=石田東生筑波大特命教授)は22日、今後の道路政策に関する建議「道路・交通イノベーション~『みち』の機能向上・利活用の追求による豊かな暮らしの実現へ~」をまとめた。
同建議では、「メンテナンスのセカンドステージへ」として、今後増加が予想される維持管理・更新費の安定的確保に向けた方策の検討や、災害に強い安全性・信頼性の高い道路を目指す施策等について提言。分科会において、高橋克法大臣政務官に手交された。
高橋政務官は「建議を踏まえ、予算等でしっかり対応する」と発言。同省では、17年度で期限切れとなる道路財特法の継続など、18年度の概算要求や税制等に反映させていく方針。