舞鶴若狭道全通5周年で威年シンポ 敦賀舞鶴間道路整備促進期成同盟会 早期4車線化への期待高まる

[caption id="attachment_10267" align="alignleft" width="300"] 4車線化への展望が議論されたパネルディスカッション[/caption]

敦賀舞鶴間道路整備促進期成同盟会(会長=杉本達治福井県知事)は8月5日、舞鶴若狭自動車道の全線開通5周年を記念した「舞鶴・若狭ハイウェイシンポジウム~つながり、ひろがる『地域の未来』~」を、小浜市で開催した。会場からは、交通量が順調に伸びる舞鶴若狭道の早期4車線化を期待する声が上がった。

舞鶴若狭道は、兵庫県の吉川JCTを起点に福井県の敦賀JCTに至る全長約162㌔の高速道路。14年7月に小浜IC~敦賀JCT間の供用開始により全線開通した。沿線では企業工場の新設・増設により地域の雇用が拡大したほか、昨年6月の大阪北部地震により名神高速道路等の太平洋側ルートが通行止めとなった際、舞鶴若狭道が代替路の役割を果たした。

シンポジウムでは冒頭、松崎晃治小浜市長が「全通5年を迎え、舞鶴若狭道は産業・観光の発展、安全・安心の確保に大きく寄与している」と開会挨拶。「今年3月には舞鶴東~小浜西間の付加車線設置の事業許可が出されたほか、4月には重要物流道路に指定されるなど、全線4車線化への期待が高まっている」と述べた。

続いて、石田東生筑波大名誉教授をコーディネーターに、杉本知事のほか国交省近畿地方整備局の植田雅俊道路部長、若狭湾観光連盟の山岸博之会長らが登壇し、パネルディスカッションを行った。

杉本知事は「国土強靭化の意味からも、舞鶴若狭道は大切な道路。早期に4車線化をしていかなければならない」と指摘。4車線化の目安とされる1日1万台の交通量に対し、1年目の約6500台から約7700台と順調に伸びる交通量に言及し、「25年の大阪・関西万博を機に、多くの方々に舞鶴若狭道を利用していただくことで1日1万台が近くなる」と展望を示した。

更に杉本知事は「京都や兵庫とも連携しながら、お客さんを呼び込み、一日も早く実現できるようにしたい」と決意を語った。

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