草津JCTの渋滞対策工事完了 名神~新名神へのランプ2月29日から2車線で走行

NEXCO西日本が進めていた名神高速道路と新名神高速道路を結ぶ草津JCTの渋滞対策工事がこのほど完了。2月29日より、名神から新名神へのランプが2車線で走行できるようになった。

草津JCTは、名神と新名神との結節点として、05年の開通以来、名古屋~大阪間における重要な交通の要衝を担っており、名神(上り)から新名神へ向かうBランプを先頭にした渋滞が、交通混雑期や朝夕を中心に慢性的に発生している。特に、昨年3月の新四日市JCT~亀山西JCT間の開通で、新名神の愛知県~滋賀県区間が一本に繋がり、草津JCTでもBランプの交通量が約8%増加。Bランプを先頭とする渋滞発生件数は前年同期の4倍以上となっている。

草津JCTは、Bランプ・Dランプ(名神下り→新名神上り)の合流点と、草津田上ICへの流出ランプが近接する構造であることから、これまで交通の輻輳を防ぐためBランプを1車線に絞り、安全確保に努めてきた。しかし、この地点がボトルネックとなったことから、今回の渋滞対策工事ではBランプ全線を2車線にすることで交通容量を増やす対策を講じてきた。

2車線化にあたっては、Bランプ・Dランプの合流点から草津田上IC流出ランプまでの延長を従来より約80㍍長く取ることで、安全性を確保しつつスムーズな分合流ができる構造とした。

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