都城志布志道路 都城~乙房間2024年度開通へ 都城⇔志布志港約32分短縮 九州縦貫道宮崎線と東九州道結ぶ

[caption id="attachment_11768" align="alignleft" width="208"] 都城志布志道路配置図[/caption]

国土交通省宮崎河川国道事務所(金納聡志所長)はこのほど、都城志布志道路・都城IC~乙房IC間(延長5・7㌔)が、2024年度に開通する見通しになったと発表した。同区間の土地の引き渡しが完了し、全区間で工事着手したことから残る工事工程を精査した結果、開通見通しの目途がたった。

都城志布志道路は、九州縦貫自動車道宮崎線と接続する都城ICから、東九州自動車道と接続する志布志ICを経由し、志布志港を南北に結ぶ延長約40㌔の地域高規格幹線道路。

20年度までに、横市IC~志布志IC間は開通済みで、今年度内に開通を予定している乙房IC~横市IC間(延長3㌔)と今回の同区間が開通すると、九州縦貫自動車道宮崎線と東九州道が結ばれる。残る志布志IC~志布志港間(延長3・2㌔)の開通時期は未定。

同道路の整備により、都城IC~志布志港までの所要時間は段階的に短縮。都城IC~乙房IC間が開通すれば、所要時間は約37分と整備前と比べ約32分短縮する。
志布志港から畜産業が盛んな都城地域への飼料輸送では、同道路を経由することで、大幅な輸送時間の短縮や円滑な輸送が期待されるほか、災害時にも確実な輸送ルートが確保され、安定的な製品の出荷・搬送が可能となり地域産業の活性化に寄与する。

また、都城市企業立地推進室によると、都城ICと志布志港とのアクセス性向上により、11年以降114社の企業進出があり、約3300人の新規雇用が創出。今後の道路整備により更なる企業進出、雇用創出が図られ、地域活性化などが期待される。

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