開通2年超遅れる見込み すさみ串本道路

近畿地方整備局紀南河川国道事務所が整備を進めている「一般国道42号すさみ串本道路」の事業工程会議が11月28日、和歌山県庁で行われ、当初予定した2025年春の開通が2年超遅れる見込みであることが報告された。硬質岩や地盤のひび割れなどにより、工事が難航。工法の変更や資機材の高騰等が影響し、全体事業費は約290億円増額され、約2190億円となる見込み。

近畿自動車道紀勢線の一部を構成するすさみ串本道路は、和歌山県串本町サンゴ台~すさみ町江住間の19・2㌔で整備している。

4月に安指川橋の杭打ち作業中に硬質岩が確認され、通常1か月の掘削期間が4カ月延長。7月には小河瀬谷川橋で橋台の基礎掘削作業中に地盤ひび割れが見つかった。

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