阪神高速「神戸建設所」を新設 大阪湾岸道路西伸部事業 早期開通へ本格的着手

[caption id="attachment_5359" align="alignleft" width="220" caption="事業着手を前にガッチリ握手する金治所長(左)と仲建設・更新総括部長"][/caption]

阪神高速道路は7月1日から、同社の建設・更新事業本部内(兵庫県神戸市中央区)に「神戸建設所」を新設し、大阪湾岸道路西伸部事業に本格的に取り組むと発表した。所長には金治英貞氏が着任。17人体制で取り組む。

大阪湾岸道路西伸部・六甲アイランド北~駒栄間(14・5㌔が)が17年3月31日に事業化され、同社が共同事業者として、事業に着手することに対応したもの。

大阪湾岸道路は、神戸淡路鳴門自動車道の垂水JCT~関西国際空港対岸のりんくうJCTまでを結ぶ延長約80㌔の自動車専用道路。このうち、既開通の阪神高速道路湾岸線約59㌔を除く、西伸部約21㌔がミッシングリンクとして長く整備が取り残されていた。

大阪湾岸道路西伸部の整備は、慢性的な渋滞が続く阪神高速道路3号線神戸線及び、周辺道路の渋滞緩和を図るとともに、国際戦略港湾である阪神港の機能強化による物流の効率化、災害事故など緊急時における道路網のリダンダンシーの確保などに大きく寄与する。

今後、共同事業者である国土交通省近畿地方整備局や兵庫県、神戸市など関係機関の協力を得て、同道路の早期完成、早期開通を目指し、事業推進に取り組んでいく。

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