[caption id="attachment_4574" align="alignleft" width="300" caption="大和川第1トンネル内で行われた開通式典"][/caption]
大阪都心南部を東西に結ぶ、阪神高速大和川線(延長9・7㌔)のうち、三宝JCT(大阪府堺市堺区築港八幡町)~鉄砲出入り口(同区南島町)間(延長1・4㌔)が、1月28日午後2時に開通した。大阪都心部の渋滞緩和と沿道環境の改善などを目指す全線開通に向け、一歩前進した。
大和川第1トンネル内で行われた開通式典には、竹内廣行大阪府副知事、竹山修身堺市長、幸和範阪神高速道路代表取締役社長、地元関係者ら約200人が参加し、テープカットやくす玉割りで開通を祝った。
式典の冒頭、幸阪神高速道路社長は「今回の開通は、ミッシングリンク解消に弾みをつける。今後も大阪府や堺市と連携し、1日も早い全線供用に向け全力で取り組んでいく」と挨拶。竹内大阪府副知事は「一方で、ミッシングリンクとなっている淀川左岸線延伸部は、昨年末、国によって17年度の新規事業化が決定されたところであり、大阪都市再生環状道路は、完成に向け、大きく前進した」と松井一郎知事の祝辞を代読した。
今回の開通で、これまで三宝出入口を利用していた大阪市内・神戸方面や関西空港方面へのアクセスが鉄砲出入り口からも可能になり、堺市北部地域の東西方向の周辺街路の交通分散が期待される。