静岡県内スマート開通相次ぐ 3月12日大井川焼津藤枝、3月19日愛鷹


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静岡県内の東名高速道路で12日に大井川焼津藤枝、19日に愛鷹の2スマートICが開通し、町の新たな玄関口誕生を祝ってテープカットが行われた。今回の開通で静岡県内には7カ所のスマートICが設けられたことになる。


12日午後3時に開通した大井川焼津藤枝スマートICは、焼津IC~吉田IC間に位置し、県内で初めてとなる利便性の高い本線直結型、一日7600台の交通量を見込んでいる。24時間、全方向利用可能で、ETC搭載の車長16・5㍍以下の全車種が通行できる。整備はNEXCO中日本と焼津市、藤枝市で進め、事業費は47億5千万円。


焼津市にはかつお節などを扱う焼津水産物加工団地や大井川港があり、物流の動脈である東名高速へのアクセスが良くなるため、より効率的に全国に向け出荷が可能となる。藤枝市でも駅前の商業地開発地域から最も近いICとなり、地域経済の活性化に期待している。


静岡県は志太榛原地域が陸・海・空のネットワークの要へと発展することに期待。


焼津市大井川公民館で開かれた開通式典には中野弘道焼津市長、北村正平藤枝市長をはじめ、関係者約100人が出席した。


19日午後3時に開通した沼津市内の愛鷹スマートICは、沼津市とNEXCO中日本が14億円で整備し、一日の見込み利用台数は3800台。24時間、全方向で利用可能。車長12㍍以下のETC搭載車全車種通行可能なIC。


沼津市には年間約145万人が新鮮な魚介類を求めに観光客が来るが、愛知県など沼津以西から来るのは約2割。市の「西の玄関口」であるこのICに観光客開拓の可能性を期待しつつ、県東部の産業経済と救急医療活動を支える重要な拠点地域として発展することにも期待。


開通式には栗原裕康沼津市長をはじめ、関係者約100人が出席した。

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