[caption id="attachment_9923" align="alignleft" width="300" caption="飯泉徳島県知事の要望に「しっかり取り組む」と赤羽国交相"][/caption]
徳島県の飯泉嘉門知事は18日、国土交通省の赤羽一嘉大臣、財務省の井上貴博政務官、自民党の二階俊博幹事長、林幹事長代理を訪ね、四国横断自動車道と阿南安芸自動車道の早期整備に向けた3項目の政策提言を行った。県内に残る68㌔のミッシングリンクを解消するために、最終年度を迎えた「3か年緊急対策」の5年延長や対象事業拡大を求めた。
例年、地元の熱意を伝えるべく、徳島県と徳島県議会自由民主党、公明党県議団、首長の有志がタッグを組み、30人近い要望団を組んで上京するが、今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から規模を縮小。飯泉知事をはじめ、県議会から嘉見博之氏、岡本富治氏、古川広志氏、徳島市の内藤佐和子市長、阿南市の表原立磨市長が、「手薄になっている県南の高速道路」にポイントを集約し、地域の実情を説明した。
県南地域を示した飯泉知事は、「海部郡のエリアは、20㍍近くの津波が予想されており、国道55号1本しかない状況で、『命の道』は必要不可欠」と、阿南安芸自動車道・牟岐~海部間の事業化、同道・美波~牟岐間の計画段階評価着手等について要請した。
また、地域活性化ICについて、徳島小松島港・津田地区の新たな複合型先進拠点整備にあわせ、津田ICのフル化に向けた連結許可と、立江櫛渕IC等、本線の開通時期が未公表であっても、個別補助の対象とするよう、制度の拡充を訴えた。
赤羽大臣は「道路はつながらないと意味がない。防災・減災という意味でもしっかり取り組みたい」と応えた。