[caption id="attachment_3390" align="alignleft" width="300" caption="高知龍馬空港までアクセスが向上した"][/caption]
高知東部自動車道・高知南国道路(延長15㌔)のうち、なんこく南IC(高知県南国市伊達野)~高知龍馬空港IC(同市物部)間(延長4.1㌔)が4月23日午後3時に開通した。これにより、高知南IC(高知市五台山)~高知龍馬空港IC間(延長8.8㌔)がつながった。
今回の開通区間は、片側1車線暫定2車線、設計速度80㌔で通行無料。高知県庁から、高知龍馬空港までの所要時間は、慢性的な渋滞に悩まされている周辺一般道を利用する場合と比べ、約9分短縮。さらに、定時性の確保、交通の分散による周辺一般道の混雑緩和が図られる。
また、将来予想される南海トラフ地震や津波による被災時には、救援・復旧ルートとして機能するとともに、併設された緊急避難施設により、地域住民の避難を支援する。
今後さらなる延伸により、陸・海・空の玄関口となる高知IC・高知新港・高知龍馬空港はもとより、県東部地域へのアクセスがさらに向上、人流、物流の効率化、活性化につながると期待される。
高知南国道路の総事業費は、1638億円。残る高知JCT~高知南IC間(6.2㌔)は20年度の開通が予定されている。
なお、同日現地で予定されていた開通式典は、熊本地震の被害を考慮し、開催を見送った。