[caption id="attachment_13817" align="alignleft" width="300"] NEXCO東日本の加藤建設部長に要望書を手交するむかわ町の竹中町長(中央右)[/caption]
北海道は3日、暫定2車線区間の4車線化など道内高速道路の機能強化を求める要望を行った。竹中喜之むかわ町長、寺島努乙部町長がNEXCO東日本本社を訪れ、建設事業本部の加藤健治建設部長、福島眞司本部付部長に要望書を手交した。
要望書は①暫定2車線区間の4車線化②追加IC、JCTの改良③休憩施設の増設・利便性の向上――の3点を重点要望事項としてまとめられた。暫定2車線区間の4車線化では、優先整備区間の道東自動車道・占冠IC~十勝清水ICの早期完成と同・千歳恵庭JCT~占冠IC、道央自動車道・登別室蘭IC~伊達IC、同・国縫IC~八雲IC、同・和寒IC~士別剣淵ICの早期着手が求められた。
追加ICでは道東道・長流枝スマートICと同・新得スマートICの早期完成、JCTの改良では後志自動車道・小樽JCTの早期完成と道東道・本別JCTの早期着手を要望。休憩施設では道東道・新得PAの早期完成が要望された。
竹中むかわ町長は「道内の有料区間のうち約6割が暫定2車線となっており、高速道路が有する機能の確保の観点からも早期4車線化は大きな課題となっている」と発言。「道としても機会あるごとに国へ働き掛けていく」として、NEXCO東日本の協力を要請した。
これに対し、加藤建設部長は「4車線化は事故及び災害への対応に加え、冬期交通の信頼性アップにつながる。そのためにも機能性の高い道路が必要」と述べ、道とも密に連携しながら課題解決に取り組む姿勢を示した。