高速道路ネットの整備・強化で 中村愛媛県知事が国交省要望 松山道等の4車線化期成会設立も報告

中村時広愛媛県知事は5日、高速道路ネットワークの整備・強化を求めて、国土交通省の山本順三副大臣と森昌文道路局長に要望活動を行った。要望は大城一郎八幡浜市長が会長を務める「国道197号(大洲・八幡浜・西宇和間)地域高規格道路建設促進期成同盟会」と清水裕大洲市長が会長を務める「松山自動車道・大洲道路4車線化整備促進期成同盟会」の連名で行われ、武智邦典伊予市長、稲本隆壽内子町長、山下和彦伊方町長も同行した。

中村知事は、大洲・八幡浜自動車道を「万が一の原発事故の際に広域避難・救援道路となる道」と説明。「原発再稼働の方向性の中、現状では有事に対応できない」と緊急の整備を主張した。さらに、松山自動車道・松山IC~大洲ICと大洲道路の4車線化を求める新たな期成同盟会が1日に設立されたことを報告。会長の清水市長が「大洲・八幡浜自動車道と四国8の字ネットワークの南予延伸の整備で確実に流入人口が増える。交通量が1万台を超えている今、高度医療は松山市に集中している。事故や渋滞が多発している中不安だ」と早期4車線化を要請した。

山本副大臣は要望を受け、「極力スムースに進めるよう努力したい」と述べ、4車線化については「全国から要望が上がっている」実情を紹介しながら、付加車線等も視野に入れ進めて行く考えを示唆した。

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