国土交通省は15日、道の駅の利用を対象とした高速道路からの一時退出を可能とする社会実験について、新たに6カ所の道の駅を追加することを発表した。
この社会実験は、高速道路の休憩施設同士の間隔が概ね25㌔以上離れている空白区間約100区間を半減することを目的に、ICに近い道の駅23カ所で20年3月27日より実施していた。
今回追加された道の駅と、最寄りの高速道路ICは次の通り
▽「ふくしま」福島県福島市/東北中央道・福島大笹生IC▽「常総」茨城県常総市/圏央道・常総IC▽「おけがわ」埼玉県桶川市/圏央道・桶川北本IC▽「ながおか花火館」新潟県長岡市/関越道・長岡IC▽「いたの」徳島県板野郡/高松道・板野IC▽「都城」宮崎県都城市/宮崎道・都城IC。
このうち、「常総」と「おけがわ」は未開業で道の駅名は仮称だが、道の駅に登録されることを前提として追加された。実験実施開始時期は改めて発表される予定。
実験ではETC2・0を対象に、高速道路を降りて道の駅に立ち寄り、一定時間内に高速道路へ乗り入れても、降りずに利用したのと同じ料金となる。
現在、一時退出時間は3時間としているが、7月1日から全国一律で2時間に変更。新規6カ所の同様となる。これについて、国交省では「2時間以上退出した車両は少なく、休憩以外での目的で一時退出したと思われる車両も確認されたため」としている。
社会実験の対象となる道の駅について(PDF)