高速道路4社大型連休中(2020年4/25~5/6)の全国40区間の交通状況 

前年度比70%減に 大型車は増加も

国土交通省はこのほど、NEXCO東日本、中日本、西日本と本四の高速道路4社の大型連休中(4月25日~5月6日)の交通状況をまとめた。調査対象である全国40区間の1日あたりの平均交通量は前年同期(4月27日~5月8日)比で70%減の約1万4600台。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、政府が不要不急の移動自粛を呼びかけたことや、各社が地方区間の休日割引を行わなかったことが影響したとみられる。

40区間すべての区間で減少。減少率が最も大きかったのは米子道・久世IC~湯原IC間の84%。最も小さかった東京湾アクアライン・川崎浮島JCT~海ほたるPA間でも52%の減少だった。

一方、車種別の1日あたりの平均交通量は、小型車が同79%減の8700台、大型車が同14%減の5900台。大型車の減少幅は少なく、物流を担うトラックやトレーラーに一定の需要があったことを物語っている。東海北陸道・飛騨清見IC~白川郷IC間で36%増、新名神・甲南IC~信楽IC間と山陽道・高屋JCT~西条IC間で17%増となるなど、10区間で大型車の交通量が増加した。

因みに、都市高速では、首都高速が小型車46%減の39万1500台、大型車11%減の12万7200台、全車計で40%減の51万8700台。阪神高速が小型車49%減の27万8100台、大型車6%減の9万5000台と、こちらでも大型車の減少幅が小さい傾向が示された。

大型連休中交通量表データ(PDF)

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