高速3社正面衝突事故防止対策 「車線区分柵」技術開発を公募

[caption id="attachment_4965" align="alignleft" width="300" caption="今年3月、寒地土木研究所(北海道苫小牧市)で行われたワイヤーロープの衝突実験の模様"][/caption]

NEXCO東日本、中日本、西日本の高速3社は、高速道路の暫定2車線区間の長大橋、及びトンネル区間における正面衝突事故防止対策として、「車線区分柵(仮称)」の技術開発の公募を開始した。公募期間は7月24日まで。

高速道路の暫定2車線区間では、その大部分がラバーポールで上下線を区分する構造となっており、対向車線への車両の逸脱による書面衝突事故等が発生しており、更なる対策が求められている。

暫定2車線区間の反対車線への飛び出し事故防止対策として、標準幅員が10・5㍍である土工や中小橋(橋長50㍍未満)区間ではワイヤロープの試行設置が行われている。しかし、標準幅員9・5㍍の長大橋(橋長50㍍以上)やトンネル区間でワイヤロープを適用する場合には設置、及び固定方法に課題があるため、公募により車線区分柵の技術開発に着手することになった。

応募技術の中から選定された技術は、「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」等の適宜連携をとり、実験等による性能の検証を行い、実用性に係る効果と課題について評価。効果が認められたものについては、高速道路の暫定2車線区間に試行採用していく方針。実験等による検証期間は、今年10月から概ね1年程度予定している。

募集要項等詳細は、http://www.c-nexco.co.jp/activity/proposal/まで。

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