鳥取西道路 鳥取西~青谷 5月12日開通で全通

国土交通省鳥取河川国道事務所(橋本浩良所長)は10日、山陰自動車道の一部を構成する鳥取西道路・鳥取西IC~青谷IC間(延長17・5㌔)が5月12日に開通すると発表した。これにより、13年12月に開通した鳥取IC~鳥取西IC間(延長1・8㌔)とあわせ、鳥取西道路(延長19・3㌔、暫定2車線)は全線開通する。開通時刻、開通式典については、詳細が決まり次第発表する。

今回の開通により、鳥取市役所~米子市役所間の所要時間は約15分短縮。約1時間35分で結ばれ、相互の地域間交流の活発化、人流・物流・産業の活発化等による地域経済の発展が期待される。

並行する国道9号では、過去10年間で事故による通行止めが年間平均で3・1回、1回当り約80分発生しているほか、冬季にはスタック車両による通信障害も発生。通行止め時には渋滞や大幅な迂回等、日常生活に大きな支障をきたしている。今回の開通で、並行現道における災害発生時の通行止めによる大幅な迂回の解消が期待される。

さらには、青谷から県立中央病院への救急搬送時間は現状の国道9号経由より約3分短縮。迅速な救急活動が期待される。

鳥取西道路の総事業費は約1340億円。

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