国土交通省松山河川国道事務所（菊地志郎所長）はこのほど、国道56号松山外環状道路空港線・余戸南ＩＣ～東垣生ＩＣ間（延長２・４㌔）を２月24日に開通すると発表した。今回の開通により、松山道の松山ＩＣ～松山空港間の所要時間のばらつきが縮小し、開通前と比べ平均で約15分短縮する見込み。
松山外環状道路は、松山環状線のさらに外側につくる環状道路で、松山ＩＣ、松山空港等の広域交通拠点や地域開発拠点を連結、松山市内へ流入する交通の分散を目的とした延長10・６㌔の地域高規格道路。国道33号から国道56号間（４・８㌔）をインター線、国道56号から主要地方道松山空港線間（３・８㌔）を空港線、国道33号から国道11号間（２・０㌔）をインター東線と位置づけ、自動車専用道路部を国土交通省が、側道部を愛媛県と松山市が整備を進めている。
これまでインター線の本線部、空港線の側道部の一部が開通し、周辺道路の混雑緩和や愛媛県内から松山空港や松山港へのアクセス性や定時制が大幅に向上。今後、同道路や松山道・東温スマートＩＣの整備により、経済活動軸の強化が図られ、松山臨海部や周辺地域の企業立地の促進、産業活性化が期待される。
