[caption id="attachment_7857" align="alignleft" width="300" caption="遠野住田ICで開催された開通式典"][/caption]
国土交通省が整備を進めていた復興支援道路の東北横断自動車道釜石秋田線の遠野道路・遠野住田IC~遠野IC間(延長11㌔、2車線)が3日午後3時に開通し、遠野住田ICで開通式典が開催された。今回の開通により、釜石市役所から花巻市役所間の所要時間は、開通前と比べ11分短縮され約85分になるほか、復興を支える物流の効率化などの効果が期待される。
式典には、達増拓也岩手県知事や本田敏明遠野市長、野田武則釜石市長、国土交通省の髙田昌行東北地方整備局長ら関係者約100人が出席し、テープカットやくす玉割りをした後、開通した真新しい高速道路を通り初めした。
冒頭、達増知事は「釜石市から花巻市までの全線約80㌔のうち、約9割の約74㌔がつながる。9日には同道釜石秋田線が全線開通する予定で、本県沿岸と内陸が史上初めて高速道路交通体系で結ばれ、まさに岩手の未来を切り拓く道路になると期待している」と挨拶。髙田局長は「地域の連携強化による交流の促進、産業経済の活性化を力強く後押しするものと期待する」と挨拶した。