3月3日開通 中津日田道路「三光本耶馬溪道路」中津~田口間

国土交通省大分河川国道事務所(今田一典所長)は1月25日、地域高規格道路・中津日田道路の一部を構成する「三光本耶馬溪(さんこうほんやばけい)道路」延長12・8㌔のうち、中津IC(大分県中津市三光西秣)~田口IC(同田口)間(延長2・8㌔、2車線)を3月3日午後4時に開通すると発表した。同日午前10時から中津市立三光中学校体育館で開通式典、田口ICでパレード等を開催する。

中津日田道路は、大分県中津市と日田市を結ぶ延長約50㌔の地域高規格道路で、北九州・大分の都市圏を結ぶ東九州軸と、佐賀・久留米方面と大分市を結ぶ北部九州横断軸の重要な場所に位置。東九州道と九州横断道を連結することで循環型高速交通ネットワークの形成が図られる。

中津市と日田市では、中津日田道路と東九州道の整備に伴い、76件の企業が進出し、製造品出荷額は約2・4倍に増加している。今後さらに整備が進み、中津日田道路が全線開通すれば沿線の雇用創出に寄与するとともに地域活性化が期待される。

また、現在、並行する国道212号の線形不良などから観光資源を観光ルートに組み込みにくい状況となっているが、同道路の整備によるアクセス性向上等により、両市を結ぶ新たな観光ルートが形成され、沿線地域の観光客の増加など観光振興に寄与することなどが期待される。三光本耶馬溪道路の総事業費は約466億円。

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