4車線化に向けた計画の具体化 東関東自動車道館山線建設促進期成同盟会総会「アクアライン割引」の継続も

[caption id="attachment_6567" align="alignleft" width="300" caption="要望活動等の積極的な展開を確認した"][/caption]

東関東自動車道館山線建設促進期成同盟会(会長=森田健作千葉県知事)は5月22日、千葉市内のホテルで通常総会を開催。同線木更津南JCT~富津竹岡ICの4車線化事業を推進し、18年度までの確実な完成、同線の一部を構成する富津館山道路の4車線化に向けた計画の具体化、「アクアライン割引」の継続と必要な道路予算の確保などを柱とした要望書(案)を採択。総会終了後に国土交通省など政府関係機関に要望活動を実施。

同県では、館山線がアクアライン、圏央道、富津館山道路や一般国道127号などと一体になって、農林水産業などの生産性向上や観光振興などによる地域の活性化に資する極めて重要な道路と位置づけている。

特にETC普通車800円の「アクアライン割引」の効果と相まって交通量が全線開通当初に比べ4割も増加。「人」、「モノ」の流れが活発化し、君津・安房地域の観光入込客数は1・5倍となるなど、ストック効果による地域経済の好循環を生み出している。

さらには大規模災害時における広域的な応急対策や復旧活動を迅速に対応できる緊急輸送道路としての役割も期待されている。

総会には、来賓、沿線の関係市長ら約40人が駆けつけた。

冒頭、髙橋渡千葉県副知事が「館山線は、アクアラインや圏央道などとともに広域的な幹線道路ネットワークを構成する極めて重要な道路。現在、観光シーズンや休日等の渋滞緩和、緊急輸送道路としての機能強化のため、4車線化工事が全線に渡り展開されており、今年度中の1日も早い完成が期待される。このような状況の中、富津館山道路の4車線化の具体化や国道127号のより一層の機能強化が大変重要」と挨拶。

続いて、小高伸太千葉県議会議長が「本線は、平成19年度に全線が開通し、南房総と首都圏を結ぶ大動脈として、大変重要な役割を担っている。現在4車線化工事が進められており、より一層の地域振興と交通集中による渋滞の緩和が期待されている。今後も、館山線の道路機能の充実を図ることが、本県の更なる発展に繋がるものと確信している」と訴えた。

続く議事では、18年度事業計画案並びに予算案を審議。事業計画案では、館山線の4車線化の早期完成や、接続する富津館山道路の渋滞緩和等に向けた、より一層の機能強化に取組み、関連する幹線道路との一体的な整備促進を図るため、要望活動等を積極的に展開していくことが確認された。

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