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四国経済連合会と四国4県で構成する「四国8の字ネットワーク整備・利用促進を考える会」は1日、四国8の字ネットワークの早期整備を求めるため、国土交通省の木村次郎大臣政務官と財務省の北尾昌也主計局主計官に対し、Webによる提言活動を実施した。
提言には、濵田省司高知県知事、佐伯勇人四国経済連合会会長らが出席。南海トラフ地震をはじめとした自然災害への備えを高め、地方創生及び国土強靱化を推進しストック効果を早期に発現させるためには「四国8の字ネットワークの早期整備が不可欠」であると提言した。
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濵田知事は冒頭、中村宿毛道路や高知南国道路、四国横断道・徳島津田~徳島沖洲間の開通などによるストック効果や着実な整備推進について感謝の言葉を述べ、未事業化区間である阿南安芸自動車道・奈半利~安芸、県西部の宿毛~内海間の早期事業化と道路関係予算の所要額確保を訴えた。
佐伯会長は「四国の西南、東南地域は海沿いを走る国道1本だけという所も多く、大規模災害で国道が寸断されると“陸の孤島”になってしまう」と指摘し、大規模災害時の生命線となる高速道路の早急な整備を訴えた。
要望団は、徳島道の全線4車線化に向けた支援や立江櫛渕~阿南間の先行供用、内海~宿毛間の早期事業化、津島道路、今治小松道、大洲・八幡浜道などの整備促進と必要な予算確保などを求めた。また、19年3月の高松道の全線4車線化後は、高松港コンテナターミナルの国際コンテナ貨物量が全線開通前の02年の2倍になったことを説明したうえで、四国全体のネットワーク整備を訴えた。
木村政務官は「四国の課題、それを踏まえての要望をしっかり受け止めさせて頂いた。前向きに対応していく」と述べ、北尾主計官は「四国にもミッシングリンクが多くあると実感した。全部繋がってこその道路、予算制約がある中で計画的に進めていく」と提言に理解を示した。
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