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北海道高速道路建設促進期成会(会長=鈴木直道北海道知事)、北海道道路利用者会議(会長=村木中道議会議員)、北海道道路整備促進協会(会長=外崎秀人今金町長)は28日、東京・千代田区の都市センターホテルで、『北海道「命のみち」づくりを求める東京大会』を開催し、北海道の「食」と「観光」、国土強靱化を支える高規格幹線道路など道路網の整備促進を強力に訴えた。
会場には来賓として青木一彦国土交通副大臣、自民党国土強靭化推進本部事務総長の福井照衆議院議員、自民党北海道支部連合会会長の吉川貴盛衆議院議員、NEXCO東日本北海道支社の田中直樹支社長が参加したほか、道内選出国会議員、市町村長など総勢約270人が集い、熱気に包まれた。
冒頭、鈴木知事が「昨夏の胆振東部地震やこの度の台風被害など、災害時において被災者を救う命の道、道路ネットワークが重要であることは言うまでもない。しかし、道内の高規格幹線道路の整備率は後れを取り、整備促進は喫緊の課題。暫定2車線区間の4車線化、橋梁等の老朽化対策とともに進めなければならない」と開会挨拶。
更に鈴木知事は「20年には道内7空港の一括民間委託が開始される。外国人の方々も含め観光客の更なる増加が見込まれている」と指摘。「北海道の持つ潜在力を最大限発揮させるため、道路ネットワークの早期整備など課題解決に一体となって取り組む」と決意を語った。
これに応える形で、青木副大臣が「地域の生産性向上のため、道路ネットワークの整備、強化は不可欠である」と来賓挨拶。「課題は所要予算の確保」とした上で、「地域から寄せられる提言を真摯に受け止め、着実に安全・安心の社会インフラ整備に取り組む」と語った。
意見発表では蛯名大也釧路市長、中西俊司留萌市長、宮川良一紋別市長、吉岡亨札幌市副市長のほか、北海道の地域とみちをつなぐネットワーク連携会議から田中夕貴代表、浅利順愛副代表、杉本夏子会員、大西希会員も登壇。このメンバーは皆、道内で宿泊施設を経営する“女将さん”で、観光振興のため、また女性の立場で地方医療確保のため高規格幹線道路と、それに繋がる地域高規格道路等の早期整備の必要性を訴えた。
最後に、外崎今金町長の音頭でガンバロー三唱を行い、「広がれ!道路ネットワーク。つながれ命のみち!」と参加者全員、思いを一つにした。
大会後、鈴木知事ほか要望団は国土交通省を訪れ、赤羽一嘉大臣に提言書を手交。また翌日には財務省の太田充主計局長への要請活動も実施され、東京大会の成果を伝えた。