[caption id="attachment_8530" align="alignleft" width="300" caption="10県知事会議の要望に「早期に解消させたい」と前向きに応える阿達国交政務官"][/caption]
「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議」は8月7日、近年全国各地で西日本豪雨や台風、山形県沖地震や北海道胆振東部地震、豪雪などの大規模災害が頻発する中、災害時に“命の道”となる高速道路のミッシングリンク解消を求める要望活動を国土交通省、財務省に対して行った。
同会議は山形、福井、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、宮崎の10県で構成。平井伸治鳥取県知事ら要望団は当日、要望書「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現するために」を携え、国交省の阿達雅志政務官、財務省の太田充主計局長と面談した。
平井鳥取県知事は「発生が危惧される大規模災害に備え、国土強靭化を進めるためにはミッシングリンクの早期解消を図り、リダンダンシーを確保して防災基盤を整備する必要がある」と指摘。更に「ストック効果を最大限に発揮し、地方創生に向けた具体的な取組みによる地域経済の再生を実現するためには、ミッシングリンクの解消は必要不可欠」として、未事業化区間の早期事業化とともに、20年度道路関係予算の確保、長期安定的に道路整備・管理を進めるための新たな財源の創設を求めた。
阿達政務官は「高速道路は防災、減災の面でも重要な社会基盤。ミッシングリンクは早期に解消させたい」と10県知事会議の要望に対し、前向きに取り組んでいく姿勢を示した。