国土交通省福島河川国道事務所(石井宏明所長)、山形河川国道事務所(和田賢哉所長)などは13日、東北中央自動車道・福島大笹生IC(福島県福島市大笹生)~米沢北IC(山形県米沢市窪田町)間(延長35・6㌔)を11月4日に開通すると発表した。同区間は通行無料。今回の開通にあわせ、地域活性化ICの米沢中央IC(山形県米沢市)と、福島大笹生ICも完成する。開通時刻などは後日発表。
今回の開通により、福島市役所~米沢市役所間の所要時間は、約1時間から約40分に短縮。国道13号の急勾配や急カーブ箇所の回避や通行止め時の大幅な迂回が解消され、冬期間においても、信頼性が向上し安全・安心な通行を確保。また、新たな広域観光周遊ルートの形成が可能になり、福島、山形両県の観光客増加や交流拡大の相乗効果などが期待される。
開通発表を受け、吉村美栄子山形県知事は「県民あげて待ち望んでいた本県の南側のゲートウェイの開通であり、物流の効率化や観光交流の促進など、本県が掲げる『やまがた創生』の実現に繋がるものと大いに期待する」と喜びのコメント。
内堀雅雄福島県知事は「福島県と山形県の連携・交流がこれまで以上に拡大し、両県の活性化に大きく貢献するとともに、南東北地域の高速交通ネットワークの進展に寄与するものと期待する」とコメントを発表した。