国土交通省は3月30日、高速道路会社が計画する暫定2車線区間の4車線化プロジェクトで、14件の事業実施を認可した。常磐自動車道や紀勢自動車道、東九州自動車道など11路線14区間が対象。総延長は約86㌔、総事業費は4700億円を見込む。事業費は財政投融資を活用し確保する。
今回、許可された箇所には2月の福島沖地震で土砂崩れが発生して通行止めとなった常磐道・相馬~新地間や、豪雪に見舞われる秋田道や磐越道も含まれている。
会社別の許可箇所、延長、事業費は次の通り。
【NEXCO東日本】
▽道東自動車・トマムIC~十勝清水IC=約3・2㌔、240億円▽秋田自動車道・北上西IC~湯田IC=約19・5㌔、980億円▽仙台北部道路・利府しらかし台IC~富谷JCT=約5・8㌔、190億円▽常磐自動車道・相馬IC~新地IC=約6・0㌔、220億円▽磐越自動車・会津坂下IC~西会津IC=約1・7㌔、70億円▽同・三川IC~安田IC=約3・2㌔、300億円
【NEXCO中日本】
▽紀勢自動車道・勢和多気JCT~大宮大台IC=約10・9㌔、600億円
【NEXCO西日本】
▽阪和自動車道・みなべIC~南紀田辺IC=約2・2㌔、240億円▽山陰自動車道(安来道路)米子西IC~安来IC=約6・6㌔、290億円▽岡山自動車道・賀陽IC~有漢IC=約4・5㌔、250億円▽米子自動車道・江府IC~溝口IC=約3・4㌔、260億円▽東九州自動車道(椎田道路)築城IC~椎田南IC=約7・7㌔、350億円▽同・大分宮河内IC~臼杵IC=約6・8㌔、530億円▽同・高鍋IC~西都IC=約4・7㌔、180億円