国土交通省、山口県、内閣府地方創生推進事務局などは2月21日午後1時から、湯田温泉ユウベルホテル松政(山口県山口市)で、「『小さな拠点』フォーラムin山口」を開催するにあたり、参加者を募集している。参加費無料、定員約200人。山口県では初めての開催。
人口減少や高齢化が進む過疎地域などの集落では、地域の再生を目指す新たな取組として「小さな拠点」づくりが始まっている。内閣府の同事務局が「小さな拠点の形成に関する実態調査」を実施した結果(16年10月末時点)、全国で348市町村において既に形成されている。
「小さな拠点」づくりとは、複数の集落が集まる基礎的な生活圏の中で分散する様々な生活サービスや地域活動の場などを、「合わせ技」でつなぎ、人やモノ、サービスの循環を図ることで、生活を支える新しい地域運営の仕組みをつくろうとする取組。
このフォーラムの第1部では、小田切徳美明治大学農学部教授が「『小さな拠点』とは?‐理念・必要性・可能性‐」を、藤山浩島根県中山間地域研究センター研究統括監が「『小さな拠点』の創り方実践編」をテーマにそれぞれ基調講演。第2部は、「手づくりで育てる地元の『小さな拠点』」と題し、パネルセッションが行われる。同日午後6時からは懇親会を開催(参加費4千円、定員100人)。翌日22日午前9時からは、山口市の阿東地福地域で、「小さな拠点」の取組事例の現地視察(定員30人、参加費千円)を実施する。
申し込みは、WEBサイト(http://jmar-form.jp/290221.html)から。応募締切りは2月6日。