2020年度までの全通を決議 山陰道島根県総決起大会に500人

[caption id="attachment_5716" align="alignleft" width="300" caption="9月39日に行われた大会。熱気に包まれた"][/caption]

山陰自動車道(安来~益田)建設促進期成同盟会(会長=竹腰創一大田市長)は9月30日、島根県大田市のサンレディー大田で、「山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会‘17」を開催した。

会長の竹腰大田市長、副会長の長岡秀人出雲市長、溝口善兵衛島根県知事、国土交通省の川﨑茂信中国地方整備局長ら約500人が出席。

竹腰会長は「山陰道の整備は、活力ある社会を維持していくために必要不可欠な社会基盤。地域格差の是正や安全、安心の地域づくりに大きな期待が寄せられている」と早期開通を訴えた。続いて川﨑局長が「高速道路の機能・役割とそれを活かした地域づくり」をテーマに講演。昨年8月、台風10号で被災した北海道で、高速道路網が復旧に大きな役割を果たしたことを例にあげ、高速ネットワークの必要性を説いた。

大会決議では、山陰道の20年までの全線開通や、事業中の出雲・湖陵道路、湖陵・多岐道路などの事業推進と、完成年次の早期提示、未事業化区間の早期事業化、今年度末で期限となる財特法の定める補助率等の嵩上げ措置の継続の4項目を盛り込み、満場一致で採択。参加者全員が一丸となって、ガンバロウ三唱で気勢をあげた。

現在、県内の山陰道(延長193・6㌔)は、供用済区間59%、未事業化区間は17・5㌔。朝山・大田道路は今年度、多岐・朝山道路は来年度開通予定となっている。

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