24年度概算要求 道路関係2兆5313億円 「推進枠」に高規格ネットワーク整備

国土交通省は8月24日、2024年度予算の概算要求をまとめた。一般会計は対前年度比19%増の7兆389億円を計上。うち公共事業関係費は同19%増の6兆2909億円、非公共事業は同20%増の7480奥円となっている。財政投融資は同4%増の2兆4156億円で、日本高速道路保有・債務返済機構には同2%増の1兆2730億円が計上された。

国交省ではこのほか、①防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策②資材価格の高騰等を踏まえた公共事業等の実施に必要な経費③「物流2024年問題」に必要な経費――等の事項容共を行い、予算編成過程で検討するとしている。

国交省概算要求のうち、道路関係の要求額は、国費ベースで同19%増の2兆5313億円、事業費ベースで同10%増の5兆8130億円を計上。「重要政策推進枠」として高規格道路のネットワーク化や三大都市圏環状道路等の重点整備、老朽化対策の更なる推進に計6131億円が要望され、全体要求額が拡充された。

要求額の内訳は、国費ベースで直轄事業が同20%増の1兆9078億円、補助事業が同20%増の6115億円。直轄事業のうち、改築その他に1兆2550億円(同19%増)、維持修繕に5379億円(同23%増)が計上された。

6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画23改訂版」等に基づき設けられた重要政策推進枠では、「効率的な物流ネットワークの強化」に2333億円、「道路ネットワークによる地域・拠点の連携確保」に2839億円、「道路の老朽化対策の更なる推進」に959億円が計上された。

国交省予算資料PDF

道路局予算資料PDF

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