国交省関東地方整備局と千葉県が整備を進める北千葉道路の成田市船形~押畑間(延長3・8㌔)が暫定2車線で完成し、3日、開通式が現地・大谷津函渠で行われた。
北千葉道路は、成田空港へのアクセス強化や東葛飾地域、千葉ニュータウンと成田市周辺との連携強化等を目的とした、市川市の外環道から成田市に至る延長約43㌔の幹線道路。このうち、印西市若萩から東関道水戸線、新空港自動車道にアクセスする成田市大山までの延長13・5㌔については千葉県が事業を進め、今回の開通区間を含む一部区間は直轄権限代行により関東地方整備局が事業を進めている。
開通式では、森田健作千葉県知事が「外環道と成田空港を最短で結ぶなど、北千葉道路は首都圏の国際競争力強化に欠かせない。物流と緊急輸送のネットワークも大きく強化される」と挨拶。成田市の小泉一成市長は「成田空港の利便性が向上するとともに、地域活性化が期待される」と述べた。
この後、森田知事や小泉市長、国交省の池田豊人道路局長、地元選出国会議員の林幹雄自民党幹事長代理らによるテープカット、くす玉開披が行われ、関係者等による通り初めで式典のフィナーレを飾った。