NEXCO東日本、中日本、西日本とJB本四高速の高速4社は3月27日、高速道路債務の償還に与える影響を踏まえ、普通区間、大都市近郊区間、海峡部等特別区間の3つの料金水準を2034年まで10年間継続すると発表した。
高速道の料金水準については、昨年12月に国土交通省が公表した「新たな高速道路料金に関する基本方針」で、3つの料金水準を継続するとともに、これに伴う料金水準の引き下げは、引き続きETC車を対象とする方針が示されており、今回の決定はこれを受けたもの。同日付で国土交通大臣の事業認可を受けた。
【3つの料金水準】
- 普通区間
現行水準を維持し、割高な6区間(関越トンネル、恵那山トンネル、飛騨トンネル、阪和自動車道・海南~有田、広島岩国道路、関門橋)と本四(陸上部)にいては普通区間並みの料金水準の引き下げを継続
(2)大都市近郊区間
普通区間より割り増した現行の水準を維持
(3)海峡部等特別区間
伊勢湾岸道路は現行水準を維持。東京湾アクアライン、本四(海峡部)は伊勢湾岸道路並みの水準引き下げを継続