新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会、同建設促進期成同盟会(会長=共に鈴木英敬三重県知事)、同三重県区間建設促進期成同盟会(会長=末松則子鈴鹿市長)は16日、太田昭宏国土交通大臣に、「四日市~亀山」「大津~城陽」「八幡~高槻」間の早期完成、亀山西JCTの本線と同時期のフル化供用、鈴鹿PAスマートIC、新名神大津スマートICの本線同時供用、安定的かつ確実な道路整備財源の確保、インターチェンジアクセス道路の整備に必要な予算の重点的確保を求める合同要望を行った。
要望団は鈴木三重県知事、西嶋栄治滋賀県副知事、中嶋武嗣甲賀市長、末松鈴鹿市長、櫻井義之亀山市長、井上勉四日市市副市長ら。
新名神と平行する名神高速道路は、老朽化が進む上、平成25年の台風18号では交通が寸断される等の不安を抱えており、また東名・中央道に続く東名阪自動車道は全国でも有数の渋滞ポイントとなっていることから沿線地域では、利便性の向上やリダンダンシーの確保に繋がる新名神高速道路の整備促進・早期供用は、喫緊の課題となっている。
鈴木知事から、「四日市~亀山間の用地取得率が約97%、工事発注率が約95%になるなど、精力的に進めていただき感謝している。開通に向けて地域の期待は高まっている」とあった後、同行の首長から代替路の必要性や期待を口々に訴えられた太田大臣は、「地域活性化には構造的なまちづくりが必要。一生懸命やらせて頂く」と応えた。