3月10日中部横断道２区間が開通　新清水JCT～富沢間、下部温泉早川～六郷間

静岡・山梨・長野を約１３２㌔で繋ぐ中部横断自動車道のうち、静岡・山梨県境を通過するＮＥＸＣＯ中日本施工区間、新清水ＪＣＴ～富沢ＩＣ間（延長20・７㌔）と、国土交通省が施工する山梨県区間、下部温泉早川ＩＣ～六郷ＩＣ間（延長８・４㌔）が10日、待望の開通を迎えた。静岡県の中部横断道開通は今回初。１５５分を要していた山梨県と静岡県の所要時間を約30分短縮させる両区間の開通を祝おうと当日は両区間で記念式典が催された、

新清水ＪＣＴ～富沢ＩＣ間の開通式は静岡県静岡市内で開催され約４５０人が出席。来賓祝辞で石井啓一国土交通大臣が「救命救急医療に貢献する」と〝命の道〟としての役割を強調。川勝平太知事は「同日開通は関係者としてこれより嬉しいことはない。慶事この上ない」と満面の笑みを見せ、長崎幸太郎山梨県知事は「最後は新潟まで繋がる。北部区間を含めた全通に取り組む」と語った。

鋏入れ式の後、参加者は開通祝賀看板除幕式の会場となっている富沢本線料金所に移動し、中学生らと共に除幕に臨んだ。

一方、下部温泉早川ＩＣ～六郷ＩＣ間の開通式はこの後、式典が中富ＩＣ南側（一色トンネル内）で、鋏入れ等のセレモニーが中富ＩＣ（本線）で開かれた。

20年内開通へ　南部～下部温泉早川

19日に開かれた中部横断道（新清水ＪＣＴ～増穂ＩＣ間）連絡調整会議によると、事業中区間、富沢ＩＣ～南部ＩＣ（延長６・７㌔）の開通予定は今年の夏頃、南部ＩＣ～下部温泉早川ＩＣ（延長13・２㌔）は２０２０年内の見通し。