ＮＥＸＣＯ中日本と国土交通省甲関東地方整備局は５日、中部横断自動車道の新清水ＪＣＴ（静岡県静岡市清水区）～富沢ＩＣ（山梨県南部町）間（延長約21㌔）と、下部温泉早川ＩＣ（山梨県南巨摩郡）～六郷ＩＣ（山梨県西八代郡）間（延長約８㌔）を３月10日午後４時30分に開通すると発表した。下部温泉早川ＩＣ～六郷ＩＣ間は国土交通省施工区間（富沢ＩＣ～六郷ＩＣ）「新直轄方式」で山梨県内初の開通となる。
今回の開通により、新東名～中央道間の約７割（約54㌔／約74㌔）が開通し、山梨県内が初めて新東名・東名と高速ネットワークでつながる。さらに、山梨県～静岡県の所要時間は、これまでの約２時間30分から約２時間になり、約30分短縮される。
アクセス性向上による移動時間の短縮で、静岡県～山梨県の物流・輸送が効率化し、清水港からのインバウンド観光の更なる増加等による静岡・山梨の観光周遊の拡大が期待される。
残る未開通区間の富沢ＩＣ～南部ＩＣ間（延長６・７㌔）は今年の夏頃、南部ＩＣ～下部温泉早川ＩＣ間（延長13・２㌔）は19年度に開通する予定。なお、富沢ＩＣ～六郷ＩＣ間（延長28・３㌔）の総事業費は約２７９４億円、ＮＥＸＣＯ中日本の施工区間・新清水ＪＣＴ～富沢ＩＣ間（延長約21㌔）の総事業費は約１６９４億円。
