国土交通省佐伯河川国道事務所(菅伊佐男所長)は15日、東九州自動車道の佐伯IC(大分県佐伯市大字上岡)~蒲江IC(同県佐伯市蒲江)間(延長約20.4㌔)を、当初予定より2年前倒しの3月21日に開通すると発表した。この開通で、いよいよ大分市と宮崎市が高速道路でつながる。開通時間、開通式典については決まり次第発表。
同区間は、片側1車線、通行料金は無料。設計速度は80㌔/時。地元の要望により、佐伯ICから5.1㌔地点に地域活性化IC「佐伯堅田『さいきかたた』IC」が新設された。
大分市~宮崎市両区役所間の所要時間は、これまでより20分短縮し、約2時間50分になる。観光面では、昨年3月、北浦~須美江間と日向~都農間が開通したことで、宮崎から蒲江への来訪者が急増している。今回の大分~宮崎間全通で、佐伯以北の観光地への観光客が見込まれる。
開通日の発表を受け、広瀬勝貞大分県知事は「大分と宮崎、福岡が高速道路で直結することで、県南地域、東九州地域の産業・観光の発展や、まち・ひと・しごとをつくる創生の基盤として大きな効果が発揮されると期待している」と述べた。