一般国道2号「松永道路」の神村ランプ(広島県福山市神村町)~今津ランプ(尾道市今津町)間(延長2・5㌔)は3月26日、4車線化が完成する。「松永道路」は1990年3月、暫定2車線で全線開通。今回の完成で、全線が4車線化する。開通時間、完成式典は決まり次第発表。
「松永道路」の2車線区間では、上り方向で最大950㍍渋滞が発生していた。また、死傷事故率は全国平均よりも高い箇所が4カ所存在し、死傷事故は渋滞に起因した追突事故が約8割を占めている。
今回の開通により、渋滞が緩和され、スムーズな交通の確保により、死傷事故件数の減少が期待される。また、福山港のコンテナ取扱量における輸入量のうち、約3割が福山市以西へ搬出、輸出量は約4割が福山市以西から搬入されている。西瀬戸尾道IC~福岡港間の所要時間は約48分で結ばれ、暫定2車線全通時と比べ約20分短縮し、物流の効率化が期待される。
「松永道路」(延長7・1㌔)のうち、今津ランプ~西瀬戸尾道IC間(延長4・6㌔)は一般国道自動車専用道路、今回4車線開通する神村ランプ~今津ランプ間(延長2・5㌔)は一般道路。
同道路の設計速度は80㌔/時、全体総事業費は581億円。