富山県氷見市は1日、能越自動車道・氷見IC~高岡北IC間に新たに設置する「氷見南IC」(富山県氷見市惣領地内)が27日に開通すると発表した。能越自動車道では、市内4番目のICとなる。開通時間、開通式典の詳細は現在未定。
「氷見南IC」は、13年6月11日に国からIC設置許可を受け、14年度に工事着手。ランプ道路は、市道氷見南インター1~4号線。総事業費は約12億円。
氷見市はこれまで、能越自動車道氷見南IC(仮称)設置促進期成同盟会など関係団体と連携。能越道の七尾大泊IC~小矢部東IC間の他のIC間平均距離が5・2㌔なのに対し、氷見IC~高岡北IC間は11・2㌔と長いことを理由にあげ、新たなIC設置を要望してきた。
今回の開通で、市南部地域の日常生活の利便性向上だけではなく、救急搬送において時間短縮など、救急医療支援が図られる。
また、災害時の迅速な救援・復興支援、アクセス性の向上に伴う工場の誘致促進や、周辺観光の発展など、様々な整備効果が期待される。