鹿児島県姶良市とNEXCO西日本九州支社はこのほど、九州自動車道の「桜島スマートIC」の上り線出口と下り線入口を、3月30日正午に開通すると発表した。
桜島スマートIC(鹿児島県姶良市西餅田)は、九州自動車道・加治木IC~姶良IC間(延長8・7㌔)の桜島SAに設置され、姶良IC~桜島スマートIC間が2・5㌔になり、高速道路の利便性が向上する。
桜島スマートICは、13年6月連結許可、16年3月に工事着手。総事業費(フル化)は約16億円。ETC搭載の全車種が24時間利用可能。鹿児島IC方面からの出口と、鹿児島IC方面への入口のみのハーフ開通で、上り線入口(熊本、宮崎方面への入口)と、下り線出口(熊本、宮崎方面からの出口)は利用出来ない。
今回の開通により、渋滞する国道10号や姶良IC周辺道路を回避することが可能になり、住宅地から高速道路ICへのアクセスが向上。住宅地としてのポテンシャルが高まり、定住人口増加が期待される。また、国道10号は災害リスクが高く、通行止め時はう回路として九州道や姶良ICの利用で約2倍の所要IC間が発生。今回の開通で、高速ICと国道10号が約1㌔で結ばれるため、う回時間は31分になり、姶良IC利用時より約15分短縮するなどの効果が期待される。