NEXCO中日本は5日、新東名高速道路・伊勢原JCT~伊勢原大山IC間(延長約2㌔、4車線)を3月7日午後3時に開通すると発表した。
同社は当初、同区間について19年内の開通を予定していたが、昨年10月に発生した台風19号の降雨の影響で建設資材の調達に支障が生じ、20年3月までの開通見通しと変更していた。
新たな玄関口となる伊勢原大山ICが伊勢原市に開通することにより、大山、大山阿夫利神社など大山周辺の観光資源へのアクセスが向上。東京都内~大山間の所要時間が109分から87分と22分短縮するほか、神奈川県東部・北関東方面から観光施設への所要時間が短縮し、観光客の増加が期待される。
また、伊勢原大山ICの開通により、金属プレス加工などの製造業を中心とした企業が集積する内陸伊勢原工業団地~海老名JCT間の所要時間は、渋滞が多発する国道246号を回避し13分短縮するなど、物流効率化による生産性向上に寄与する。
残る伊勢原大山IC〜御殿場JCT間については、御殿場IC〜御殿場JCT間(延長約7㌔)は20年度、伊勢原大山IC〜秦野IC間(延長約13㌔)が21年度、秦野IC〜御殿場IC間(延長約26㌔)は23年度の開通を目指し、建設を進めている。