[caption id="attachment_8876" align="alignleft" width="300" caption="関係者約120人が出席して行われた鍬入れ"][/caption]
西九州自動車道・佐々IC~佐世保大塔IC間(延長16・9㌔)の4車線化の着工式が2日、長崎県佐世保市の複合施設で行われた。
中村法道長崎県知事をはじめ、朝長則男佐世保市長や古庄剛佐々町長、国土交通省の村山一弥九州地方整備局長、NEXCO西日本の前川秀和代表取締役副社長執行役員、国会議員など関係者約120人が出席した。
主催者挨拶でNEXCO西日本の前川副社長は「この4車線化事業を1日も早い完成に向け、安全を最優先に工事を進め、弊社の経営資源を活用して最大限努力する」と述べた。中村知事は、同暫定2車線区間は1日当たり約2万台~3万台の通行量で非常に混雑し、安全性や高速性が課題だったと指摘。「関係者と連携し、西九州道の4車線化事業の早期完成に向け、全力を注ぐ」と力強く述べた。
来賓の挨拶後、関係者らは全員で鍬入れや万歳三唱を行い、工事の安全と早期完成を祈った。
同区間は、橋やトンネルが新設され、24年度から順次供用を開始し、27年度の全線4車線化を目指す。総事業費は908億円。今回の4車線化により、渋滞解消による物流効率化や中央分離帯設置による中央突破事故の減少などが期待される。