8月2日開通 復興支援道路 東北中央道「相馬福島道路」伊達桑折~桑折JCT間 東北道と国道4号が繋がる

[caption id="attachment_10244" align="alignleft" width="300"] テープカット・くす玉開披で開通を祝う(桑折JCT料金所で開通式典)[/caption]

国土交通省が整備を進めていた復興支援道路・東北中央自動車道「相馬福島道路」(延長約45㌔)のうち、伊達桑折IC~桑折JCT間(延長2・0㌔が2日午後3時に開通した。東北自動車道と国道4号が東北中央自動車道で結ばれ、全国有数の桃の生産地である福島県県北地域から関東圏への輸送時間の効率化により、地域産業の活性化などが期待される。

 

同日午前11時から、桑折JCT料金所で開通式典が開催され、赤羽一嘉国土交通大臣をはじめ、内堀雅雄福島県知事や須田博行伊達市長ら沿線市町村長、NEXCO東日本の八木茂樹東北支社長、来賓の田中和德復興大臣、森まさこ法務大臣、亀岡偉民文部科学副大臣兼内閣府副大臣などが出席。

冒頭、赤羽国交相は「今回の開通により、いよいよ霊山IC~伊達桑折ICの約10㌔区間を残すのみとなった。東日本大震災及び原子力災害からの復興・再生に向けた福島県の取り組みを力強く支援できるよう、20年度内の全線開通に向け、しっかりと事業を推進していく」と挨拶した。

続いて内堀知事は、今回の開通による地域産業や企業活動、広域観光の活性化などに期待を述べた。

地元選出の国会議員の祝辞に続き、関係者らはテープカットやくす玉開披などで開通を祝い、開通区間を通り初めした。

午後3時からの開通を前に、NEXCO東日本福島管理事務所(鈴木永之所長)は桑折JCTがオープンすることを記念し、桑折JCT料金所入り口ゲート前で営業開始セレモニーを開催した。

主催者挨拶で鈴木所長は「東北道、国道4号へのアクセスが可能になり、利便性が向上するほか、渋滞回避につながる。また、相馬福島道路が全線開通すれば、大きな経済効果が期待できる」と述べた。続いて関係者は、開通待ちの5人(事前受付制)に通行認定証と記念品を贈呈した。

通行第1号となった会社員は「高速網が広がり、選択肢が増えて移動しやすくなる。利便性が向上して地域が活性化するのでは」と話した。

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