国土交通省は1月31日、「道の駅」の第62回登録で9駅を追加したことを発表した。累計は1230駅となった。「道の駅」は1993年度の新規創設以来、地域の観光拠点や地域活性化の場として発展。今回の新規登録により、更なる地域振興と観光産業の発展が期待されている。
新規登録のうち、小名浜港に位置する「いわき・ら・ら・ミュウ」は、東日本大震災の復興のシンボルとして福島県、いわき市の観光、物産振興の中核的役割を担う。地元産の水産物「常磐もの」の販売等を通じて県産品の消費拡大を狙う。
高速道路とのアクセス性を見据えた利用促進が期待されるのが、北海道古平郡の「ふるびらたらこミュージアム」と山形県新庄市の「新庄エコロジーガーデン」。
「ふるびらたらこミュージアム」は後志自動車道・余市ICからのアクセス性を活かし、地域のPRと周遊観光の促進を目指す。「新庄エコロジーガーデン」は近くの東北中央自動車道・新庄鮭川ICから立ち寄りやすい位置に立地。2013年には登録有形文化財に登録された元農林省蚕糸試験場新庄支場「新庄エコロジーガーデン原蚕の杜」を「道の駅」として登録したもので、歴史的景観を通じて利用者が安らげる区間の提供に努める。